以前、「ウラジオストク自由港の発効に伴いアライバルビザが発給されるようになる」、という件についてお伝えしましたが、本件がついにようやく電子ビザ(eビザ)制度として動き始めたっぽいので、その取り方について詳しく説明しておこうと思います。

  • ウラジオストク自由港法に基づく電子ビザに関するページはこちら(日本語)
  • ウラジオストク自由港法に基づく電子ビザの申請ページはこちら(日本語)

ウラジオストク自由港って何?

まずは、電子ビザ制度についてまとめておきましょう。「ウラジオストク自由港法」は、ウラジオストクを含む行政地区(州のようなもの)である沿海地方を、経済発展のために特区に指定し、ヒトとモノの移動を円滑にしようということで制定されました。
この下で、沿海地方への8日以内の滞在に対して、電子ビザが無料で4日以内に発行されることになりました。この制度を使うことで、大使館での面倒なビザ申請が不要となり、完全に自由な旅行ができます。
電子ビザ発行の手続き等については詳細を御覧ください。

電子ビザ発行の条件

電子ビザの発行を受けるには、以下の条件を満たす必要があります。

  • 日本、アルジェリア、バーレーン、ブルネイ、インド、イラン、カタール、中華人民共和国、朝鮮民主主義人民共和国、クウェート、モロッコ、メキシコ、アラブ首長国連邦、オマーン、サウジアラビア、シンガポール、チュニジア、トルコ18カ国いずれかの国民であること(韓国パスポートは元からビザ不要)
  • パスポートの残り期限が申請日時点で6ヶ月以上あること
  • パスポートにスタンプを押す余白があること
  • 観光、ビジネス、スポーツ、文化、学術交流目的であること
  • 有効な保険に加入していること
  • ウラジオストク空港・ウラジオストク港のいずれかで出入国すること


電子ビザ申請手続き

では、具体的な申請手続きです。申請は、渡航の4~20日前に行えます。基本的には、こちら(日本語)の指示に従うだけなので、それほど難しくないと思います。具体的手順は次のとおりです。

  1. チェックボックスに2つチェックを付けて次へ
  2. 電子ビザを受領したり、申請状況を確認するのに使用するパスワードを設定し次へ
  3. 申請書番号を控えて次へ(忘れると受領できません!!)
  4. 必要事項を入力(注:出生地は本籍地を入力)
  5. 顔写真等をアップロードし、申請!
  6. 数日後、申請書番号とパスワード等を入力し、出来上がった書類をダウンロード

出来上がる書類の例
ロシア電子ビザ発給例

あとは、入国時に書類を提示するだけでOKです!!